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クレジットカード付帯保険の基礎知識〜利用から注意点まで〜

基礎知識

2019.06.25

各種付帯保険には、「旅行傷害保険」や「ショッピング保険」、「航空便遅延保険」などがあります。
クレジットカードの種類によっては付帯保険が全くついていないこともあるので、あらかじめ確認しておくといいでしょう。
一般的に、保険は旅行前や商品購入時に入っておかないと適用されませんが、クレジットカードに付帯している保険なら、そのカードを使って商品や旅行にかかる費用を支払っておけば(中には旅行代金を支払わなくても自動的に)、保険適用になります。
なので、追加で保険料を支払うことも、面倒な手続きをすることもありません。
旅行に頻繁に行く方や高額な商品を購入する方は、付帯保険を重宝する機会が多いと思うので、しっかりチェックしておきましょう。

 

付帯保険がきになる方は、こちらもおすすめ!人気のクレジットカードで付帯保険を比較!

実は充実している!付帯保険の種類


盗難・紛失保険

盗難・紛失保険は、国内で発行されているクレジットカードには、必ずついてきます。
クレジットカードを持つ時、不正利用について心配される方もたくさんいらっしゃると思います。
万が一、カードの盗難や紛失で不正利用されても、その被害金額を補償してくれるので、クレジットカードには必要不可欠な保険です。
ただし、補償期間が決まっていたり、適用外になるケースもあるので、カードを使用する前に必ず確認しましょう。


旅行傷害保険

旅行傷害保険には、国内旅行傷害保険海外旅行傷害保険の2つがあります。
これらの保険は、国内・海外での万一の事故によるケガや病気はもちろん、携行品の盗難や破損などの損害に対しても補償してくれます。
出発前の届け出や手続きもいっさい不要で、カードによっては本人だけでなく、家族会員の方も同様の補償が受けられます。
海外旅行傷害保険は多くのカードに付帯していますが、国内旅行傷害保険は付帯していないカードもたくさんあるので、目的に応じてカードを選びましょう。
また、クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険が適用になる期間は、長くて出国から3ヶ月まで
そのため、滞在が長期になる海外赴任や海外語学留学に行かれる方は、注意が必要です。
海外旅行傷害保険には以下のような、補償項目があります。


傷害死亡・後遺障害補償 事故による死亡や後遺障害に対しての補償
傷害・疾病治療補償 旅行中のケガや病気の治療費を補償
賠償責任補償 相手にケガを負わせたり、死亡させてしまった時の賠償責任額を補償
救援者費用補償 旅行先に家族が渡航する費用や捜索費を補償
携行品損害補償

デジカメなど携行品の盗難や破損を補償

国内旅行傷害保険の場合、傷害死亡・後遺障害補償に加え、入院・手術・通院費用補償があります。


ショッピング保険

正式名称は「動産総合保険」と言いますが、クレジットカード会社ではショッピング保険やお買い物保険などと表記されていることが多いです。
この保険は、カードでクレジット決済して購入した商品が壊れたり盗まれたりしたときに、補償期間内であれば商品代金を補償してくれます。
現金購入では、あり得ない嬉しい保険サービスですよね!
カード会社ごとに、補償限度額や補償期間、自己負担額、適用条件などが決められているので確認してみましょう。


オンライン不正利用保険

オンライン不正利用保険はオンラインプロテクションとも呼ばれています。
オンラインショッピングが当たり前になった現代では、インターネット上でのクレジットカード決済を利用して、他人のカード情報を盗み、不正利用する犯罪が増えています。
そこで、盗難・紛失保険にくわえ、オンライン上でおきた不正利用の被害額を補償してくれる保険サービスが新たに付け加えられたのです。
このオンライン不正利用保険は、盗難・紛失保険と同様に不正利用に対する補償を行ってくれる保険なのですが、盗難・紛失保険と異なり、どのカードにも必ずついているわけではないので、オンラインでカード決済を利用する方は、カード選びの際に確認しておきたい項目ですね。


シートベルト保険

運転中、あるいは助手席に同乗中に交通事故に遭ったとき、シートベルトを着用していた場合適用される保険です。
ただしこの保険は、本人の死亡あるいは後遺障害に対してのみの補償になるので、軽度の怪我だと補償されません。
なので、シートベルト保険付帯のカードをお持ちの方は、あらかじめ万一に備えて、家族の方にも説明しておくことをオススメします。

重要ポイント!付帯保険には自動付帯保険と利用付帯保険がある


付帯保険には、自動付帯保険利用付帯保険の2種あるのをご存知でしょうか。
この2つを理解しておかないと、保険が適用されなかったりするので、しっかり理解しておきましょう。


自動付帯と利用付帯のちがい

自動付帯保険とは、そのカードを持っているだけで提供される保険サービスのことです。
盗難・紛失保険やシートベルト保険は自動付帯保険になります。
利用付帯保険とは、そのカードを利用して決済した場合のみ提供される保険サービスのことです。
つまり、ショッピング保険は利用付帯保険になりますね。
旅行傷害保険はカード会社によって、自動付帯である場合と利用付帯である場合があるので、注意が必要です。
利用付帯である場合は、ツアー料金や交通費をクレジットカード決済で支払わないと、旅行中保険が適用されません。


自動付帯保険のメリット・デメリット

自動付帯の保険は何かと便利にできていますが、特に重宝するのが、保険を重複する裏ワザを使う時です。
クレジットカードを複数枚保有していて、付帯保険が適用された場合、補償金額は以下のようになります。


  • 傷害死亡・後遺障害・・・より高い方が適用される
  • その他の補償・・・合算後の金額が最高補償額になる

利用付帯だとカードを使わない限り保険は有効になりませんが、自動付帯なら普段使っていないカードの付帯保険でも、合算できるので補償額を上乗せすることが出来ます。
カード付帯の旅行保険がなるべく自動付帯がいいのは、こういう裏技があるからなんです!
自動付帯保険のデメリットは、そもそも保険サービスの数が少ないということです。
利用付帯と自動付帯で補償金額が違ったり、海外旅行傷害保険は自動付帯で、国内旅行傷害保険は利用付帯などという場合もあるので、利用付帯保険は使いたくないという方は、しっかり確認しましょう。


利用付帯保険のメリット・デメリット

利用付帯カードのメリットとしては、以下のようなものがあります。
・クレジットカードの選択肢が多い
・年会費無料のカードについていることが多い
・ツアー代金をクレジットカードで支払えば自動付帯と変わらない
・長期間保険が適用される裏ワザが使える
旅行にいってカード決済をしない方が不自然ですし、そもそも利用付帯で不便に感じるシーンはほとんどありません。
また、年会費無料カードにも利用付帯保険はついている場合が多いので、コストをかけたくなければ、利用付帯保険の利用をオススメします。
利用付帯カードを使って、保険期間を延長させる裏技


  1. 1.  入国時にAカード(自動付帯・利用付帯カードどちらでも可能)の保険を発動させる
  2. 2.  滞在90日でAカードの保険適用期間は終了
  3. 3.  現地でBカード(利用付帯カード)で交通機関を利用
  4. 4.  Bカードの保険が発動する

これで現地で90日以上、保険期間を適用させることが可能になります。

まとめ



  • 付帯保険は各カードで補償内容が変わってくるのでしっかり確認しましょう
  • 自動付帯・利用付帯それぞれのメリット・デメリットを考えて、カードを選びましょう
  • 90日以上海外に滞在する場合は、利用付帯カードが役立つ
  • 今回は、大まかに付帯保険について紹介しましたが、付帯保険にはクレジットカードを安心して利用したり、もしもの時に役立つ補償がたくさんあるので、しっかり確認してクレジットカードを有効活用しましょう。