クレジットカード:国際ブランドの選び方

世界中で使える国際ブランドは、どこでも買い物が出来るメリットがあります。
しかし、国際ブランドは7社あります。
7社の中から自分に合った1社を選ぶのは、難しいですよね。
ここでは、国際ブランドの各会社の特徴を解説します。
また選び方のポイントもお教えいたします。
目次
クレジットカード:7大ブランドのシェア比較
世界中で使用出来るブランドは現在7社あります。
まずは7ブランドの世界シェア比較をご紹介します。各社の特徴については目次より詳細をご参照ください。
会社名 | シェア |
---|---|
Visa | 50.0% |
MasterCard | 25.6% |
中国銀聯(Union Pay) | 19.8% |
American Express | 2.5% |
JCB | 1.1% |
Diners Club/DISCOVER | 0.8% |
※ニルソン・レポート最新版
表を見て分かるように世界シェア1位はVisaとわかります。50%と圧倒的差での1位ですので、どの場所でも大半は使用可能と言えます。また、中国銀聯(Union Pay)は2014年時点で10%のシェアでしたので、年々延びてきています。中国では中国銀聯(Union Pay)のシェアは驚異的な90%以上となってきています。世界各国でも取引加盟店を増加させているので、今後の動きに注目です。
Visa-ビザ
世界1のシェアを誇る、1番使いやすいVisa
豆知識・歴史
Visaはアメリカに本社があるブランドです。 1958年にBankAmericardが消費者向け汎用クレジットカードを初めて発行し、1976年にすべての言語で同じ発音にされる「Visa」に改名、その後、様々な変化を遂げシェア1位になっています。2014年にはオンライン決済が更に簡単になるようにVisa Checkoutのサービスを開始する等、進化を続けています。
特徴
- Visa自体はクレジットカードを発行していない
- 取引件数が世界NO.1
- クレジット/デビット/プリペイドとカードの展開も多い
- 海外ATMに対応しているので、旅行先で海外紙幣が引き出せる
ポイント
取引件数が多いということは、加盟店数が多いということですので、Visaを選べば、どこでも使用可能と言って過言ではありません 。また、提携先カード発行会社も多いので、審査にも通りやすいブランドになります。初心者の方はVisaがおすすめです。
MasterCard-マスターカード
ヨーロッパに強い、Visaと肩を並べるMasterCard
豆知識・歴史
1940年代後半にアメリカのいくつかの銀行が地元の商店等で現金とは別の発行券で買い物が出来るように顧客へ提供したことが始まりです。そこから1966年にMasterCardの前身であるInterbank Card Associationが設立され、2002年には、ドイツでEurocardと合併しました。その後MasterCardは新規上場し、MAの銘柄で株式を公開しました。
キャッチフレーズの「お金で買えない価値がある。買えるものはマスターカードで」によって知名度が上がりました。全世界で「Priceless」を全面に出しています。
特徴
- MasterCard自体はクレジットカードを発行していない
- コンタクトレスでサイン不要で決済が完了する
- Apple Payに対応
- 海外ATMに対応しているので、旅行先で海外紙幣が引き出せる
ポイント
ヨーロッパに強いと言われているMasterCardですが、取引件数を伸ばしているので世界中で使用可能です。コンタクトレス決済も提供していますが、国内では海外との端末差異で普及がされていません。代わりにApple Payに対応しているので、Visaと同レベル条件+スマホ決済がしたい方はMasterCardを選ぶと良いでしょう。
中国銀聯(Union Pay)-チュウゴクギンレン(ユニオンペイ)
中国初の国際ブランド、中国での圧倒的シェア中国銀聯(Union Pay)
豆知識・歴史
2002年に中国政府主導で中国の中央銀行が中心となり、金融機関の連合・決済ネットワークの統一をする為に設立された銀行連合「銀聯」です。本社は上海にあります。
中国ではクレジットカードの審査が厳しく持つことが難しいとされています。その為、中国銀聯カードはデビットカードとして発行されることがほとんどです。
特徴
- カード発行枚数は世界NO.1
- 加盟店が急増している
- 電子マネー「闪付」サービスを開始
ポイント
中国のみの発行と思われがちですが、国内でも発行が可能です。三井住友/MUFG/ANA/九州で銀聯カードは作れます。相性番号が6桁、磁気ストライプがついていない等独自性があり普段使いには現状向いていませんが、観光地では普及も進んでいますので、今後注目のカードです。中国出張や旅行が多い方は銀聯カードを持っていると良いでしょう。
American Express-アメリカン・エキスプレス
ステータスとしての1枚、American Express
豆知識・歴史
エキスプレスの名の元、1850年に貨物を運ぶ運送業としてニューヨーク州に本社を設立しました。創業者のヘンリー・ウェルズ、ウィリアム G・ファーゴ、そしてジョン・バターフィールドの3人はビジネスチャンスをキャッチし、金融業へ進出しました。1958年にはクレジットカード事業に参入しています。リーマンショックで経営悪化がありましたが、コンタクトレス決済等新システムの導入に力を入れています。
「Amex(アメックス)」の通称でも知られています。
特徴
- ブランドが自社でカード発行するプロパーカード
- 年会費が高い
- ライセンス提供も行っている
- コンタクトレスでサイン不要で決済が完了する
- Apple Pay/QUICPayに対応
- 日本で初めてのゴールドカードという歴史的ステータス
ポイント
American Expressはプロパーカードと提携カードで大きく異なります。プロパーカードは年会費1万円以上からという高ステータスなカードです。提携カードはライセンス提供ですので、発行会社次第では無料提供もあります。年会費と比例してサービスの質も高いです。空港ラウンジサービスはもちろんのこと、有事の際のサポートも頼りになります。持つことで社会的ステータスが得れるカードです。
JCB-ジェーシービー
純国産の国際ブランド、日本人に馴染み深いJCB
豆知識・歴史
1961年三和銀行と日本信用販売が共同出資した株式会社日本クレジットビューローが設立されました。海外へも自力で会員や加盟店を開拓するという独自路線で国際ブランドとしての地位を築きました。1988年には業界初サインレスシステムを開発する等、現在においても決済システムを発展させる動きをしています。
特徴
- 東京ディズニーリゾートのサービス
- Oki Dokiポイントがたまる
- 日本人向けの海外旅行サポートサービス
- Apple Pay/QUICPayに対応
- ブランドが自社でカード発行するプロパーカード
- ライセンス提供も行っている
ポイント
日本発の国際ブランドとあって日本人が使いやすいサービスが充実しています。海外旅行の際は海外に設置されている窓口や現地通貨キャッシングも可能です。また、ディズニーリゾートやユニバーサルスタジオジャパン等テーマパークの優待も行っています。独自のOki Dokiポイントサービスもあり、QUICPayの利用で他ポイントサービスと二重取りも可能です。ポイントと優待サービスを賢く使用したい方はJCBが良いでしょう。
Diners Club-ダイナースクラブカード
高サービスを受けれる、Diners Club
豆知識・歴史
アメリカで実業家マクナマラと友人の弁護士シュナイダーによって1950年に設立されました。レストランでの食事で財布を忘れたことをきっかけに、ツケで食事が出来るクラブをつくることにしたのです。なので名前は、食事をする人という意味の「ダイナース」です。
2008年にはDISCOVERの傘下になりましたが、日本ではDISCOVERのライセンス提供により、引き続きカード発行を行っています。
特徴
- 自社発行のみの国際ブランドかつクレジットカード
- 年会費が22,000円(税抜)と高い
- 高サービスな優待特典
- 使用出来る加盟店が他国際ブランドに対して少ない
ポイント
バブル期には、医者や弁護士など裕福層が持っているカードでしたが、現在は27歳以上で年収500万円程度の方であれば申込み可能で、入会のハードルは下がっています。年会費は高いですが、国内・海外の空港ラウンジが使用可能、レストランが1名無料等の優待が充実しています。加盟店が多くないので、他国際ブランドとの2枚持ちをオススメします。格好良く決めたい時のDiners Clubです。
DISCOVER-ディスカバー
国際ブランドのルーキー、DISCOVER
豆知識・歴史
1985年に百貨店運営企業のシアーズによって設立されました。後にモルガン・スタンレーに売却されました。2005年には銀行間ネットワーク協会の「Pulse」に加入しデビットカードとATMカードの発行を開始します。DISCOVERはこうして国際ブランドに名乗りを上げました。翌年には日本のJCBと加盟店相互開放に同意しています。
特徴
- DISCOVERは日本で発行出来ない
- JCBと相互開放を行っているので使用は可能
ポイント
DISCOVERは日本で発行が出来ないので、目にする頻度がかなり低く日本人に馴染みのないカードです。発行するには海外に移住しなくてはいけないので、まず持つことのないカードです。しかし、近年外国人観光客が増加しているのでJCB加盟店等で目にする機会を得るかもしれません。
クレジットカード:国際ブランドの選ぶポイント
各カードの特徴は分かったけど、結局どう選べば良いの?ここではその疑問にお答えします。
初めてのクレジットカード
Visa
MasterCard
初めてクレジットカードを作る方はこの2社から選ぶと良いです。全世界で使われている国際ブランドですので、買い物は間違いなく出来ます。提携カードも多いので、審査が通れば学生の方も持つことができます。世界シェアNO.1NO.2ですので、人気の高い国際ブランドと言えます。
オンライン決済
MasterCard
JCB
American Express
コンタクトレス、サインレスでの決済がしたい方にはこの3社が良いです。Apple Payに対応しています。では、この3社でどう決めるか?がポイントになります。スマホ決済以外のメリットをまとめました。
カード名 |
スマホ決済以外の決め手 |
---|---|
MasterCard | ・全世界で使える ・初心者の方 |
American Express | ・高ステータス ・サービスが手厚い |
JCB | ・ディズニー特典 ・ポイントがたまる |
用途と状況、年会費に合わせてご自身に合ったブランドを選びましょう。プロパーカードと提携カードで同じブランドでも内容が異なりますので、そちらのチェックも必要です。
自慢が出来る
American Express
Diners Club
持っているだけでステータスなカードです。年会費が2社とも他のブランドに比べて高く、サービス優待内容も優れています。世界共通のステータスですので、全世界でステータスが得れます。
新しいものが好き
中国銀聯(Union Pay)
DISCOVER
皆と違ったものが持ちたい!一歩先のものを持ちたい!という方にオススメの2社です。ただし、DISCOVERは日本での発行が無理ですので、海外に移住する機会があれば発行すると良いでしょう。中国銀聯(Union Pay)は猛スピードで範囲とシェアを広げていますので、一番の注目株といえます。中国旅行を考えている方は中国銀聯(Union Pay)は1枚持っておくべきです。
いかがでしたでしょうか?
使用範囲、機能、特典を加味し自分にあった1枚を持ちましょう。
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まとめ
- シェアの人気順で国際ブランドを選ぶと安心
- オンライン決済の有無で選ぶ
- サービス特典で選ぶ
- 各ブランドで強みが違う
クレジットカードを選ぶ際に着いてまわる国際ブランドですが、今回の特集で少しでも身近に感じて頂けたでしょうか?用途に合ったブランドで快適な買い物をしましょう。